寝る前に飲むべき疲労回復ドリンクとは?栄養ドリンクは効果なし!

寝る前に飲むべき疲労回復ドリンクについて詳しくお伝えします。栄養ドリンクは効果がありませんよ!

寝る前に飲むべき疲労回復ドリンクは?栄養ドリンクは効果なし!

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翌日に疲れを残さないために「寝る前に疲労回復に効果があるドリンクを飲みたい。」とお考えではないですか?

 

疲労回復のドリンクといえば真っ先に名前の挙がるのが栄養ドリンクですが、近年の研究で栄養ドリンクには疲労を回復させる効果がないことが分かりました。

 

ではどんなドリンクが疲労回復に効果的なのでしょうか?

 

今回は最新科学が明らかにした「寝る前に飲みたい疲労回復ドリンク」について詳しくお伝えします。

 

最も疲れているのは脳

 

 

疲労回復に効果的なドリンクを知る前に疲労について正確に知る必要があります。

 

あなたは疲労のメカニズムを正確に知っていますか?

 

最新の疲労研究によると、肉体的な疲労も精神的な疲労も脳の中の自律神経の中枢を酷使することで起こることが分かりました。

 

ゴルフやジョギングなどの「体が疲れた」と感じる運動をした後に筋肉の損傷具合を調べたところ、ほとんど筋肉は損傷していないのだそうです。

 

一番疲れていたのは呼吸、心拍数、血液循環、消化吸収、発汗などを司る自律神経の中枢なんです。

 

疲労の原因が自律神経の疲れである端的な例をご紹介しましょう。

 

5kmのジョギングを思い浮かべてください。

 

真夏の炎天下の中で行うジョギングと秋の涼しい環境の中で行うジョギングではどちら疲れるでしょう?

 

もちろん、真夏の炎天下の中で行うジョギングの方が疲れますよね?

 

同じ5kmのジョギングでも真夏の方がより多く汗をかきますし、呼吸も速く、心拍数も上がるでしょう。

 

真夏の炎天下で行うジョギングではそれだけ自律神経が酷使されていることです。

 

疲労の原因物質は活性酸素

 

 

昔から肉体的な疲労は筋肉に乳酸が溜まることで起こると言われてきました。

 

ところが、乳酸は疲労を起こす原因物質ではなく、むしろ疲労を軽減する物質であることが最近の研究で分かっています。

 

では何が疲労の原因物質なのでしょう?

 

それは呼吸などで発生する活性酸素です。

 

ご存じのように活性酸素は老化や病気の原因となる物質ですが、疲労も活性酸素による酸化ストレスによって引き起こされるのです。

 

自律神経に負担がかかると、自律神経にある細胞のミトコンドリア活性酸素が大量に発生し、酸化されて機能が低下します。

 

そして、自律神経の細胞が本来の働きをすることができなくなります。これが「疲労」なんです。

 

栄養ドリンクは疲労回復に効果なし!

 

 

疲労を科学的に解明する研究が進むにつれ、これまで疲労回復のために常識と言い伝えられてきた方法がエビデンス(科学的実証)によって覆されきています。

 

疲れた時に飲むドリンクの定番・栄養ドリンクもその1つです。

 

栄養ドリンクは疲れがとれないばかりか、逆に蓄積する恐れがあります。

 

栄養ドリンクは、疲れた時の栄養補給を目的としたドリンクと言われ、製品によって、ビタミン、アミノ酸、生薬、漢方由来成分などが配合されています。

 

そもそも栄養ドリンクは日本がまだ貧しくて人々が栄養不足だった時代、ビタミンB1の欠乏で生じる脚気(かっけ)の改善にB1を配合したドリンクが役立ったことが発端です。

 

ですが、食生活が豊かになり、B1欠乏による脚気がほとんど見受けられなくなった今ではわざわざ栄養ドリンクでビタミンB1を補給する必要はありません。

 

現在のところ、栄養ドリンクには疲労回復効果が証明されているものは1つも無いのです。

 

加えて栄養ドリンクにはカフェインと微量のアルコールが配合されていることが多いのですが、カフェインには覚醒作用があり、微量アルコールには気分を高揚させる働きがあります。

 

こうしたカフェインとアルコールの作用により疲労が軽減した感じることがあるでしょうが、疲労自体は全くとれていないのです。

 

ですから、栄養ドリンクを飲み過ぎると、疲労を見過ごす恐れがあり、危険なんです。

 

科学的に明らかになった疲労回復に効果的な食品成分

 

 

2003年から大阪市大阪市立大学など5大学、大手食品メーカー、大手医薬品メーカー18社が連携した「抗疲労プロジェクト」がスタートしました。

 

この中で一般社会や医薬界で疲労回復に効果があるとされてきた23種類の食品成分の検証が行われました。

 

その結果、最も疲労回復に効果があるというエビデンス(科学的実証)が得られたのがイミダゾールジペプチドという食品成分です。

 

イミダゾールジペプチドには優れた抗酸化作用があり、活性酸素による酸化ストレスから引き起こされる疲労を軽くする効果があると確認されました。

 

イミダゾールジペプチドは体内に吸収されてから2種類のアミノ酸に分解されて血液中に入り、体内を巡ります。

 

そして、2種類のアミノ酸は脳まで運ばれて、イミダゾールジペプチドに再合成されます。

 

再合成されたイミダゾールジペプチドはそこで抗酸化作用を発揮して、自律神経の疲労回復につながることが明らかになっています。

 

寝る前に飲むのにおすすめの疲労回復ドリンク

 

 

今までにご説明してきたように現代人の疲労は自律神経を酷使することによる脳疲労が原因で起こります。

 

決して、栄養不足が原因で起こっている訳ではないので、栄養ドリンクを飲んでも疲労は回復しません。

 

夜寝る前に飲むべきは総研究費15億円の「抗疲労プロジェクト」の研究から生まれた「イミダペプチド」ドリンクです。

 

イミダペプチド」ドリンクには1本300mlの中に200mgのイミダゾールジペプチドが含まれています。

 

「抗疲労プロジェクト」の研究の結果、1日200mgのイミダゾールジペプチドを2週間摂り続けると脳内で持続的に酸化ストレスを減らして、抗疲労効果が現れるのだそうです。

 

夜寝る前に飲む疲労回復ドリンクをお探しなら、イミダペプチド」ドリンクをおすすめします。

 

ノンカフェインの疲労感軽減ドリンク「イミダペプチド」

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

今回は、「寝る前に飲みたい疲労回復ドリンク」についてお伝えしました。

 

疲労に関する研究が進み、昔から疲労回復に効果的と言われてきたことには実は誤りが多いことが分かってきました。

 

疲れた時によく飲まれる栄養ドリンクもその1つです。

 

効果的に疲労を回復させたいなら、しっかりとしたエビデンス(科学的実証)が得られたドリンクを飲むようにしましょう。

疲労回復に最も効果があるのは睡眠

多くの方は溜まった疲れを癒すためにスタミナがつく料理を食べたり、マッサージをしたり、様々な疲労回復法を実践されていることでしょう。

 

ですが、中には全く疲労回復に効果がないばかりか逆に疲労を蓄積させてしまっている方法もあります。

 

最も効果的な疲労回復法はずばり、睡眠です。

 

睡眠は日中の活動で傷ついた細胞を修復させる大切な時間です。

 

7時間程度の睡眠がとれていないと、細胞の修復が進まず、疲労がどんどん蓄積してしまう恐れがあります。

 

「私は短い睡眠時間でも大丈夫!」という方も7時間程度の睡眠時間を確保するように心がけてください。

ウナギやニンニクを食べても疲労は回復しない!?

食糧不足だった江戸時代や戦後はウナギを食べてビタミンA・B1・B2などを満たしていたこともありました。

 

実際に江戸時代や戦後はビタミンが不足している人にウナギを食べさせたら、元気になったそうです。

 

ですが、現代人が普通の食生活をしている限りビタミンは不足していないんです。

 

現代人の多くは栄養で満たされているため、抗疲労の観点ではウナギから栄養を摂る必要はありません。

 

もともと足りてなければ価値がありますが、足りている状況で摂っても、尿で出てしまうだけです。

 

実際に疲れているのは自律神経であって、自律神経は栄養とは無関係です。

 

また、にんにくはアリイン、アリシンという物質が含まれていて、殺菌作用などがあって、風邪を引きにくいといった効果があります。

 

ですが、疲れに関してはあまり効果は期待できません。